フォーシーズンズカフェ
FOUR SEASONS CAFE

2009/1/30　

上に乗せられているクリームは、生クリームではなくどうもフロマージュのような気がしました。
純生クリームをたっぷり使った、というプリンは甘さは控えめでした。
ものすごくとろとろしているため、舌触りと口当たりの良さがとても印象的でした。

表面のチョコは苦めで、ねっとりしていました。
チョコのクリーム、生クリームは甘さ控えめで、全体が軟らかめなため、わりと軽めなチョコケーキでした。
フランボワーズソースが使われてるそうなのですが、はっきり分かるほどの味はありませんでした。
全体のチョコ味と、ベリーそのものの味と混じってしまっていたようです。

ちょっとだけお酒っぽい感じがあるカボチャのクリームで、甘さは強くなく、濃さが重視されていました。
パンプキンクリームの下の生クリームも、他のデザートに使われているのと同じ甘さが少ないもののため、カボチャの味をまろやかにしているような役目でした。
皮はふにゃっと軟らかめでした。

パイ生地はサクサクしているのですが、焼き加減がしっかりしているため、かなり苦味が強めでした。
りんごはシャリシャリした感じがそのまま残っていて、とても強い甘さがあるものが使われていました。
生地の苦味とりんごの甘味の味の対比が良い印象のデザートでした。

品物の中心になる生クリームは、乳脂肪の感じが強く、甘さは弱めです。
中央のコーヒームースが意外と味が強めでした。
マロンクリームは渋味が感じられ、こちらも割合は少ないもののしっかり存在を主張しています。
モンブランのようでモンブランではない、といった感じの、なかなか面白い品でした。

こちらも、フレッシュなクリームが大量に使われていて、クリームの味を楽しむ、という構成でした。
苺も大きなものがカットされずに乗っているので、見た目のボリューム感もあります。

上のプリンは、「濃厚プリン」と同じものが使われていました。
下のコーヒーゼリーは硬く、苦味が強めでしたが、とろとろのプリンがゼリーととても良く絡んで、苦さを包み込んでいるような感じで、上手い組み合わせだと思いました。

ショートケーキのクリームと同じものが、たっぷり詰められています。
クリームは一種類のみなので、ショートケーキとの違いは生地部分だけ、と思って良さそうです。
シュー生地の仕上がりは、パンプキンシューと同じくふにゃふにゃしたものでした。

北海道産のクリームチーズを使ったレアチーズケーキで、中にジュレなどは入ってなく、断面も真っ白でした。
半カットの苺が本来は3つ乗っていますが、1個はちょうどケーキの後ろ側に落ちてしまい、見えなくなっています。
クリームチーズはババロアのような弾力があり、濃厚で甘めでした。

ベリー部分のムースは、もちもち感が強く、濃さは中程度で、果物ソースを混ぜたヨーグルトに近い味でした。
中層のベリージャム部分が非常に濃厚で、甘酸っぱさがいつまでも口の中に残りました。
底はカスタードのクリームでした。

最上部には、苺が丸ごと一個乗っています。
生クリームの下の層は、ミルフィーユのパイを砕いたもののようで、しっとりしていました。
下の方の生クリームは他のものに比べて甘さが強めでしたが、どうやら練乳が含まれているようです。
スポンジ層の割合が多めなため、ショートケーキのバリエーションのような印象の品でした。

上のプリンは硬めで、その下がとろとろのカスタードクリームになっています。
卵黄の味はそこまでは強くありませんが、カスタードクリームの味を存分に楽しめる品でした。

チョコのクリームは、ほろ苦い感じと甘さが交互に感じられるような、面白い味のバランスでした。
カスタードクリームの甘さが加わるため、全体的には甘さが強めな品です。

ショーケース内の持ち帰りようワッフルも選択可能なようでしたが、ベリーワッフル、キャラメルワッフルなどテーブルオーダーで注文可能なものと量の違いだけに見えましたので、品目からははずしておきます。
ただ、一点だけテーブルオーダーにはない「チョコバナナワッフル」という品がありましたので、こちらは食べ放題品として数えておきます。
（後で気づいたので食べられませんでしたが…）

★テーブルオーダー品
パフェ	豆乳パフェ	チョコレートパフェ	フルーツパフェ
	カクテルパフェ	苺のパフェ	フルーツみつ豆パフェ
ワッフル	キャラメル	ベリー	フルーツ
	苺	プレーン
サンドイッチ・サラダ	和風チキン	クロックムッシュ	フルーツサンド
	ローストチキン	サラダ

※「ツーオーダー　バイキング」の場合、紅茶は選択不可

基本料金で食べ放題になるのは、テーブルオーダー式の商品だけですが、+400円することでショーケース内のデザートが全て食べ放題になります。
ショーケース内の商品は、一回の注文に一個、の制限はなく、お皿に乗り、食べきれる程度の量を一度に運んできてもらえます。
今回はパフェは二つしか注文できませんでしたが、他のお店のパフェに比べて、果物とゼリー層の割合が多いように思えました。
スポンジやフレークが多いお店のパフェに比べると、数をこなしやすいように思えます。
オーダー式の商品の提供時間は、パフェが4〜6分、和風チキンが5分30秒、クロックムッシュが8分、ワッフルが5分でした。
制限時間は長めですので、オーダー品の待ち時間は気になりませんでした。
接客サービスは非常に丁寧で、テーブルに近づいてきたときに立ち止まり、「失礼します」と一礼、「お待たせしました」という言葉と商品名の復唱をしっかり行い、立ち去る際には再び一礼し、「ごゆっくりどうぞ」という声掛けを、欠かさず行っていました。
ここまで徹底したお店は、本当に久しぶりだった気がします。
食器は最初にセッティングされるナイフ1本、フォーク2本、先のとがったスプーン1本、丸いスプーン1本のみで、交換は出来ません。
和風チキンのハンバーガーは、出てきた瞬間思わず笑ってしまうほどの巨大さで、下手をするとこれ一個で満腹になりかねない量がありました。
（ナイフを「苺のレアチーズ」で使ってしまいましたが、軽食に使うべきものだったようです…）
これが選択できるメニューの中では最大サイズのもののようですが、それでもパフェ１＋軽食１で限界、という可能性も低くありません。
そう考えると、オーダー式バイキングのみの値段では、お得感はほとんど無い、と言っても過言ではないと思います。
特に、男性は3000円を超えますので、普通に注文してもそれだけの値段分食べるのはかなり難しくなりそうです。
このお店の真価は、むしろ追加料金を支払って利用できる、ショーケース内の商品です。
プレミアムシリーズはアイスが入っていない持ち帰れるパフェ、という感じの品で、冬場はパフェよりもこちらの方が食べるのに良い品に思えました。
とろとろのカスタードクリームを使った品の数々は喉に絡みつくような濃厚な味が楽しめ、どのデザートも果物が新鮮で、果物そのものの味、食感がはっきり分かる大きさが残されています。
特に、ぶよぶよになったリンゴや洋梨がそんなに好きではない自分には、「りんごミルフィーユ」のシャリシャリしたりんごはとても好印象でした。
ショーケース内の品は量も他の店売りケーキバイキング店のケーキと同じくらいなので、種類を楽しむためにも、こちらを中心に選んだ方が良く思えます。
ショーケースのケーキは、1種類につき3個前後しか用意されていなかったのですが、無くなると厨房に追加注文を出していました。
そのため、私が滞在した11:10〜13:10の間には、品切れはありませんでした。
女性の方であれば、追加料金を支払っても現在のエミリーフローゲと同じ値段です。
追加プランの方であれば、全体的に見れば値段相応な満足感は得られそうに思えます。
（男性は、相変わらず厳しい値段だと思います）
それほど席数がないお店ですので、あまり大人数で訪れるのは向いていませんが、一人で訪れるにはオーダー式商品の量の多さから厳しいものがありますので、2〜4人での利用をお勧めします。

住所	〒130-0088 東京都江戸川区西葛西6-5-12
電話番号	03-3689-1173
Fax	03-3689-1163
開催日時	火 11:00〜21:00　(L.O 20:30)
予約	○
値段	女性:2200 男性:3200 ケーキ食べ放題付はさらに+400
制限時間	120分
待ち時間	-
その他	テーブルオーダー・ショーケースオーダー混在方式 ※雨の日は「ツーオーダー　バイキング」開催 曜日に関わらず当食べ放題利用可能、ケーキ食べ放題付きで男性、女性共に2800円

---