真ん中の温泉卵を混ぜてお召し上がりください、と説明されました。
底が深いお皿なので、意外と量がありました。
ソースの酸味は強く、全体が浸るくらいの分量があるので、食べていてリゾットに近い印象を受けました。
普通のジャムは防腐剤として、砂糖を45%以上入れるそうなのですが、こちらに使われているのは、砂糖15%、果肉85%、という非常に濃密な、苺を凝縮したジャムです。
砂糖の割合が少ないためか、あまおうを使っているわりには、普通のジャムに比べて甘味は弱く、酸味さえ感じられるほどでした。
フォカッチャは、全体がサクサクしていました。
香りがとても強く、苦味もしっかりした生地の間に、ミルクのような味の甘いガナッシュが挟まれていました。
マカロンはどれも生地がねっとしていて、ガナッシュの量が普通のマカロンに比べて多めでした。
中のガナッシュはどちらも同じで、スイス産のミルクショコラだそうです。
甘さ控えめ、と書かれていましたが、けっこう甘かったです。
チョコの方の生地は、ヴァローナ社のエキストラビターショコラを使用しているそうで、中のガナッシュに比べてコクがありました。
フランボワーズの方も、生地に付けられた風味がかなり強く、中のガナッシュの味に負けていませんでした。
名札で「いちじく」ではなく、「いちぢく」になっていたので、一応その通りに記載しておきます。
サクサクで、普通のタルトよりも風味や苦味のはっきりした生地に、大粒の無花果が白あんが練りこまれていました。
いちじくのぐにゅっとした食感がとても強く、酸味をほのかに持っていました。
白あんの甘味のためか、全体的にはかなり強い甘味を持っていました。
こちらは白あんではなく、甘さがとても弱くあっさりした味のカスタードクリームが塗られていました。
「あまおう」を主役に据えた味付けになっていたと思います。
バイキング用名札では「〜パウンドケーキ」になっていました。
ほくほくで、甘味の強い大粒な栗が特徴の品です。
生地に使われている和三盆、小さく砕かれた小豆が、豊かな風味を持ち、強すぎない程度の甘味を作り出していました。
しっとりした食感で、口当たりが軽かったのも個人的には気に入りました。
玄米が練りこまれた生地は、カリカリで、普通の洋菓子屋さんのシュークリームの生地に比べ、強い苦味を持っていました。
黒ゴマは、非常に濃厚で、こちらも苦味がとても強く、味の強いシュークリームになっていました。
中に詰まっているのは、あまおうのタルトに塗られていたものと同じようで、甘さが弱めなため、クリーム量は多くても、生地の苦味の方が目立っているくらいでした。
上面に少量かかっている抹茶パウダーの苦味が、アクセントになっていました。
どちらも、中身のクリームの甘さは抑えられていました。
抹茶の方は、やはり香り、苦味がしっかりしていて、クリームではなく生地の味が主体となっていました。
弾力が強く、もちもちしているので、食べごたえがありました。
もちもちで、他の抹茶系よりはミルク風味が強めですが、やはり強力な香りが全体を支配していました。
豆乳の風味が、卵黄の味を弱めてしまっているようで、普通のプリンよりはやや薄味気味な印象でした。
プリン自体に甘味はほとんどなく、底に入っているさらっとしたカラメルソースも、弱めな苦味を持つ程度でした。
これ用に、テーブルサービスのフォカッチャに載せられていた苺ジャムが置いてありましたので、これをかけると一気に魅力が上がり、美味しいと感じられました。
こちらはカスタード、白あんを両方使っていました。
5種の豆を使った甘納豆の甘味も強く、全体的にとても甘く重たい仕上がりになっていました。
こちらも中身のガナッシュはミルクショコラでした。
フランボワーズほどではありませんが、すっきりした酸味が感じられる、わりと爽やかな味でした。
北海道産の小豆、五色豆が中に入っています。
こちらの味付けにも和三盆を使っているそうで、チョコの持つ強い味と、やや強めな甘みを持つ生地に仕上がっていました。
★フリードリンク | |||||||
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HOT | 手炒りほうじ茶 |
※ドリンクはテーブルオーダー方式
予約をして、開始10分前に訪問しましたが、席で待たせてもらえました。
店の奥まった部分にあるスペースが予約用の席として割り当てられているようで、このエリアには2人掛けテーブル×1、4人掛けの分割不可のテーブル×4がありました。
まず先に、メニューのパスタ2種類のうちどちらかから選び、それを食べ終えたところから90分が制限時間、お皿の交換は基本的には不可、という説明がありました。
パスタは食べ終えないと、デザート用のお皿をもらえませんので、口直しとして取っておくことはできません。
デザートのお皿は、最初は私がレポートに使っているサイズの大きなものが渡され、これは一度下げてもらうともう同じものはもらえないのですが、これより小さいサイズのお皿なら渡してくれるそうです。
テーブルサービスは、フォカッチャの他、「梅こぶ茶」、「春ほのか」(どちらも食べログに写真だけ投稿してます)の2種のお茶が出されました。
飲み放題の「手炒りほうじ茶」は、煎茶に使える茶葉を使用したものだそうで、非常に香り豊かでした。
パスタの注文は11:23にはしていたのですが、作り始めたのは11:30からだったようで、提供されたのは11:38でした。
この時点で、お客さんはまだ誰も居ず、私がパスタを食べ終えた11:45くらいに、ようやく予約をしていないお客さんが1組入店してきました。
以降、12:00を境にどんどん人が増え、12:10くらいには、予約席以外は満席になっていましたが、私が滞在した12:30までの間にウェイティングは発生していませんでした。
補充は、最初から2個しかなかった「あまおうの玄米タルト」は、無くなってしまってからの補充はありませんでした。
また、全種食べ終えた後、しばらくしていから台に戻ってみると、マカロンの名札に「一人一つまで」というPOPが付け加えられていました。
(それが書かれる前だったので、私は全種1個ずつ取ってしまいましたが…)
シュークリームやプリンは、一度全部なくなってしまっていたのですが、開始の時点と同じ個数が補充されていました。
説明文を見る限りでは、14:00までは補充され、以降はデザートが無くなり次第終了、のように読み取れますので、無くなってしまっていた品も、私の退店後に補充されていた可能性はあります。
ただ、やはり確実に全種揃っている開店直後に入るのが理想なのには違いありません。
デザートは、ロールケーキ2種と抹茶プリン以外は、通常販売しているのが確認できました。
「こだわり卵の豆乳プリン」は販売品そのまま、それ以外のデザートは、全て販売品を半分サイズにしたもののようでした。
味は、甘さ控えめ、生地の苦味が強めなので、ものすごく甘いものを期待している方とはあまり相性は良くありませんが、和系の素材を中心に、素材の持ち味を生かした品が多く、個人的には完成度の高いものが揃えられていたと感じ、平均以上の満足度があったと感じました。
総合では、補充に若干気になる点はあったものの、コース付属形式としては種類は少なくなく、オリジナリティがあり、味のレベルもわりと高めな品物が揃えられていたことを考えると、女性はかなりお得、男性は平均よりやや上、くらいの満足感になりそうでした。
この日見ていた感じでは、予約なしでも入れそうでしたが、今回は開催日が普段の倍ありますので、お客さんが分散していた可能性が高いです。
席数が少ないお店ですし、上記した通り、後半の入店はデザートの品数にやや不安が残りますので、開始直後の予約入店をお勧めします。
住所 | 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-10-6 セ・アベーレ谷中銀座1F |
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電話番号 | 03-3823-6561 | |
Fax | 03-3823-6568 | |
開催日時 |
不定期 11:30〜14:00(L.O) |
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予約 | ◎ |
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値段 |
男性:2000 女性:1500 |
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制限時間 | 90分 | |
待ち時間 | - | |
その他 | 今回の開催は2012/3/6〜9 |