ル・スゥブラン

2009/7/18 



  • とうもろこしのティラミス (上)

  • クリームに、はっきり分かるほどのとうもろこしの味が付いた、かなり珍しい味のティラミスです。
    マカロンも強めなとうもろこし味でした。
    かなり弱めな甘さと、とうもろこしの風味がバランス良くまとまっていました。

  • ペーシュペーシュ (左)

  • 中央の桃の実がそのまま入った桃ゼリー、表面の桃のホワイトチョコムース、どちらも強めな酸味がありました。
    ホワイトチョコの甘さはかなり弱めにしか感じず、とてもすっきりした後味でした。

  • 和栗のモンブラン (右)

  • 硬めな栗のフィナンシェの上に、生クリーム、マロンクリームを乗せたモンブランです。
    生クリームはとても滑らかで、甘さは控えられていました。
    マロンクリームは、非常に濃厚な和栗の味が伝わってきました。



  • プログレショコラ (左)

  • 甘さと、洋酒の味が強めな、とろとろチョコクリームが使われていました。

  • ピラミッド (右)

  • ココナッツ生地を土台に、クレームココとオレンジジュレを包んだ、スパイスが効いたホワイトチョコのムースが乗せられた品です。
    ちょっと甘めなオレンジ味がやや目立っていましたが、他の素材は、元が何なのか材料を聞いてようやく分かる、といった感じのまとまりでした。



  • ミカド (左上)

  • 土台のフィヤンティーヌは、軽くザクザクした食感がありました。
    メインの抹茶ムースは、ものすごく風味と苦味がしっかりしていました。
    抹茶系が苦手だと、少々苦労しそうな味でした。

  • レミントン (右上)

  • どちらの生地も、ふわふわしていて、軟らかめでした。
    スイートチョコのコーティングの甘さは中程度でしたが、抹茶の方は生地部分も含めて苦味がとても強めでした。
    ココナッツファインもとても軽く、生地の軟らかさとマッチしていました。

  • レアチーズ (左下)

  • デンマーク産のクリームチーズのムースは、淡い味でした。
    土台はかなり軟らかめでした。

  • さくらんぼのタルト (右下)

  • 土台のタルトはザクザクした、硬めな仕上がりでした。
    その上に薄くカスタードクリームが塗られ、中央には濃厚なさくらんぼのジャムがありました。
    クリームは味の存在感がほとんど無かったので、さくらんぼの風味が楽しめました。



  • テクノ (左)

  • ミルクチョコとヘーゼルナッツのジャンドゥジャムース、キャラメルショコラは、どちらも苦味が強めでした。
    特に、キャラメルは上部の窪みに流し込まれたソースの濃さ、苦味が強いため、全体の中で目立つ味でした。

  • ミエル・オ・ベベ (右)

  • ラベンダーはちみつのババロアは、優しい甘さでした。
    香りはあまり感じませんでした。
    苺のムースは弱めな酸味、はちみつルバーブジャムは濃さが強めで、全体的に弱めなさっぱり感があるケーキでした。



  • charme(シャルム) 〜魅惑〜 (上)

  • 左のフランソワと見た目は似ていますが、味の印象は随分違いました。
    こちらは苦味はそれほど強く感じず、非常に強いバニラの風味と、甘さが伝わってきました。
    個人的には、こちらの方が気に入った味でした。

  • フランソワ (左)

  • ビターチョコムースの苦味がとても強く、弱めなブリュレの甘さ、杏のコンポートの味を上回っていました。

  • ル・ソレイユ (右)

  • 底はかなり硬い食感の、ホワイトチョコのスフレです。
    野いちごとパッションフルーツのムース、はどちらも酸味主体で、全体から爽やかさが感じられました。



  • 杏仁プリン (左)

  • 杏のソースを底に敷き詰め、杏仁プリンと、丸く崩したミルクプリンを乗せ、カスタードのソースをかけたデザートでした。
    メインの杏仁プリンの味はごく普通ですが、他の素材の組み合わせ方のおかげで、新鮮味が感じられました。

  • ペーシュ・ロゼ (右)

  • 白ワインのクラッシュゼリーは、かなり弱めなアルコール風味と甘さが残っていました。
    白桃のゼリー、ムースはどちらも酸味が強めなすっきり味でした。

  • クレームブリュレ (下)

  • ブリュレにしては、甘さと濃さがやや弱めでした。
    このお店の他のデザートに比べると、かなり印象が薄い品でした。



  • トライベッカ (上)

  • ライムのムースからは、刺激のある酸味が感じられましたが、ショコラブランを使った生姜ムースはそんなに強い味ではありませんでした。
    ライムのすっきりした味が主体となって、生姜が隠し味として生きる、という印象のケーキです。

  • フランボワーズとマンゴーシブースト (左)

  • 土台のタルトにも工夫が凝らされていて、中にフランボワーズの実が練りこまれていました。
    マンゴーのシブーストは、パッションソースが混ぜられているため、酸味が強めですが、上面のキャラメリゼの焦がし風味もかなり強く、マンゴー主体のデザートにしては珍しく、ほろ苦さが主体となっていました。

  • オゼ・モワ (右)

  • お米のムースはそれほどお米らしい味はせず、普通のミルクムースに近い味でしたが、チーズの味なのか、弱めな甘さと、やや強めな塩味がしました。
    中央の「みたらしジュレ」は、不二家のしょうゆプリンで使われていたものに比べ、甘さが抑えられ、醤油のコクが強く出ていました。
    どの素材も違和感無く組み合わされていて、完成度の高い和系デザート、という印象を受けました。

    ★その他選択可能メニュー
    Cheese2
    チーズチーズ
    マルガッシュ キャラメル・サレ タルトフロマージュ
    ショートケーキ スフレフロマージュ モンブラン 巨峰のゼリー
    タルトフレーズ エメラルド ブルー メリ・メロ ポミエ
    ジャルダン サバラン 白いモンブラン いちじくのタルト
    グレープフルーツゼリー シルフィー トロワショコラ ブルーベリーのタルト
    マルチニック タルトセゾン クールシャンパーニュ マンゴータルト
    ブリーズ・ア・ラ・マント

    ★ドリンクメニュー
    (下記からワンドリンク、+300円でフリードリンク)
    夏季限定メニュー アイスキャラメルクリームティー 自家製ジンジャーエール アイスショコラシェイク
    スゥブランスタイル
    フランボワーズ&グロゼイユのスパークリングドリンク
    オレンジ&キウイのスパークリングドリンク
    Coffee ブレンド ピーベリー エスプレッソ
    Herb Tea フルーツカクテル フルーツカクテルアイス カモミールティ
    Latte アイスカフェラテ カフェラテ
    Tea セイロン ダージリンフランボワーズ ミルクティ
    ICE リンゴジュース オレンジジュース アイスorホットミルク 水出しアイスコーヒー
    アイスティ

    ※ドリンクはテーブルオーダー


    総評:

    ショーケースから選択する形式で、一回の注文個数に制限はありませんが、残したら罰金なので食べきれる量をお願いします、とのことでした。
    一枚のお皿に乗るのは、最大でも4個で、これ以上頼んでもお皿の枚数が増えるだけですので、やはり他のお店同様、一度に3個ずつに留めておくのが良さそうです。
    ショーケースで選択後、その場では渡されず、テーブルに後から運ばれてくる形式のため、3〜5分のロスがありました。
    普段のクセで、私は食べきってから次をオーダーしていましたが、食べてる途中で次をオーダーして、食べ終わった頃に次が運ばれてくるように調整している方もいらっしゃいましたので、とにかく残しさえしなければ、注文のし方は自由なようです。
    ショーケース内は30種類強のデザートが用意されていましたが、入れ替えがけっこうあり、ケーキ類の登場種類数は40を超えました。
    入れ替えはかなり激しいのですが、一度無くなったものが後からまた登場することもあり、どの品も、食べられるチャンスは必ず用意されていました。
    一部の商品の名札には、それを作ったスタッフの方の写真があわせて写っていましたが、それらの品は、どれも非常に個性豊かです。
    色んな方が担当している分、デザート全般がバラエティに富んでいる上、選択できる種類数自体も非常に多いため、どれを食べるか本当に迷いました。
    今回は特にどれが、というものはなく、ほとんどのものが、余力があればまたリピートしたいと思え、デザート全般の質は、素晴らしい、の一言に尽きます。
    初の試みの、それも初日ということで、どのくらいの人が利用するのか全く分かりませんでしたので、8:30に店頭に着きましたが、まだ誰もいませんでした。
    9:15くらいには、私の後ろに3組ほど増えていました。
    もともとの席数がカウンター席を含めて20に満たないため、9:45くらいには満席となり、以降はウェイティングが発生していました。
    開催時間帯はかなり長めですが、名前を呼ばれたときにその場に居なければキャンセル、というシビアなシステムなので、あまり前に控えている人が多いようだと、何時に入れるのかも予想がつかなくなってしまいますので、補充のことを考えても、やはり朝一がベストな気がします。
    制限時間は60分とやや短く、口直しはないものの、たった1050円でこれだけ充実した質、種類数を誇る場所は、私が今まで訪れた中でも見当たりません。
    2000円台後半でも納得してしまえるような内容です。
    口直しが無い、という条件が気にならない方であれば、文句無しに最高ランクのお店だと思いました。

    住所 〒031-0001
    青森県八戸市類家4-18-13
    電話番号 0120-877-094
    Fax 0178-44-0104
    E-Mail info@le-souverain.com
    開催日時 不定期
    9:30〜20:00
    予約 ×
    値段 通常:1050
    フリードリンク付き:1350
    制限時間 60分
    待ち時間 最長120分程度
    その他 ショーケースオーダー
    残したら罰金
    今回の開催は2009/7/18〜26 (※7/21は定休日)


     

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