パティスリー レ・アール

2010/7/19　

七夕前後だけ期間限定で販売されているデザートだそうです。
マンゴーをベースとしたエキゾチックフルーツで構成されたムースは、酸味が強めで、夏に相応しいさっぱり感のある味でした。

土台＋カスタードクリーム＋果物、というオーソドックスなタルトでした。
同じ名札の場所に、果物がブドウだけのものがありました。

最近、こういうタイプのものはやたらカラメルと塩味が強いものが多いですが、こちらはビターなチョコの味がほぼ全てで、そこにとても弱めにカラメルと塩味が漂っていました。

とろみがとても強く、味も濃厚なココナッツスープ、もちもち感が強いタピオカに紀州オレンジのジュレ、という構成です。
このシリーズは何種類もありましたが、下部のゼリー以外は同じです。
紀州オレンジのゼリーは、強いココナッツの風味に負けないくらいのはっきりした味がありました。

パリパリしたパイ生地の上に、渋皮栗の入ったカシスクリーム、周囲はイタリアン産マロンクリーム、という構成です。
マロンクリームは洋栗自体の味、洋酒の味が同じくらいの強さでした。
特徴があるのは、やはり中心の酸味がはっきりしたカシスムースです。
この組み合わせは初めて食べましたが、重たいマロンクリームと、爽快な味のカシスが予想外にあっていました。
個性があり、味のまとめ方も上手く、印象に残ったモンブランでした。

名前通り、とろとろ感が強めなプリンです。
ブリュレなどに比べれば卵黄の味は弱めですが、生クリームで卵の味が弱まっていることが多いとろけるプリン系列の中では、卵黄の味が強かった方だと思います。

粘性は弱めで、ちょっと力を入れて噛む必要がある硬さでした。
いちばん特徴があったのが、ライムとバジルのものです。
中の酸味が強いライムクリーム、生地のバジルクリーム、どちらも味が強く、はっきりした味のマカロンでした。
ただ、個人的にはあまり好きな組み合わせの味では無かったです。
ヘーゼルナッツ、バニラなどのポピュラーな味のものも、素材の味はわりと強めに出ていたので、これらの方が安心して楽しめました。

皮はパリパリではないのですが、硬めな食感でした。
クリームはカスタード、生クリームの2種が使われていますが、カスタードクリームの方が割合が多めでした。
カスタードだけのシュークリームに比べて、わりとあっさりした味でした。

「東京スイーツファクトリー」で同じ組み合わせのを食べたばかりですが、こちらはレアチーズの酸味がかなりはっきりでていて、メープルの甘味は完全に消され、香りだけが強く残っていました。
酸味のおかげで、あちらのに比べ後味がとても軽かったです。

土台にはサワークリームが塗られているのですが、どうも味がはっきりとはしていず、生地の甘味の中に埋もれてしまっていました。
バナナも味がはっきりせず、やはり生地の味に負けてしまっているように思え、他のデザートに比べてちょっと微妙な品でした。

ふんわりしたスポンジと、あっさり味の生クリームのおかげで、見た目のボリューム感とは裏腹に、軽めな仕上がりと思えるショートケーキでした。

内部のスポンジは、水分が染み出すほどひたひたにコーヒーシロップに浸されていましたが、マスカルポーネの味、甘味が強めなため、思ったほど味の強さは出ていませんでした。
生チョコ、ココアパウダーも同じで、マスカルポーネクリームが主役になっているティラミスでした。

甘いアーモンドクリームのタルトに、マンゴー、パイナップル、という構成です。
果物が豊富な点を除けば、普通のタルトでした。

先ほどのモンブランと違い、マロンクリームは洋酒の味しかしない、と思えるほど強く洋酒が利かされていました。
刻み栗がクリームの中に入っているため、かろうじて栗の味はしましたが、個人的には苦手な味付けでした。

ココナッツとパイナップルの、良くある組み合わせですので、特別に変わった印象は受けませんでした。

アーモンドを使ったダクワーズ生地のねっとりした食感と強めな甘さが、いつまでも舌に残り続けました。
マンゴー、パッション、パインなどのすっきり味のクリームが使われているのに、この生地部分の甘さのおかげで、全体で見ると甘さが遥かに勝り、重ためな仕上がりと感じました。

ココナッツ部分の濃さは、スープのものより弱めで、どちらの部分も普通な味でした。
個性は弱いですが、安心して楽しめる組み合わせでした。

硬く、苦味が強めな、典型的な仕上がりでした。
添えられている生クリームがとてもあっさりした味なので、これが全体の重さを弱めていました。

大山高原の白バラ牛乳と生クリームを使用しているクリーム部分は、とろけるプリン系のとてもクリーミーな味でした。
良く冷やされた状態で、上部をキャラメリゼしてもらえるため、温と冷の温度変化も口の中で楽しめます。

香り高いオリーブオイルの風味と、岩塩の舌にダイレクトに伝わってくるしょっぱさが好印象でした。

★その他登場していた品
デニッシュ類
かぼちゃのリュスティック	小松菜のリュスティック	ごぼうのリュスティック	玉ねぎのリュスティック
エスカルゴ	パン　オ　ショコラ	フレンチトースト	パン　オ　レザン
ベーコン　エピ	クロワッサン　ナチュール	クロワッサン　オ　ザマンド	フルーツデニッシュ
フルーツのジュレとココナッツのスープ
ライチ	ルビーグレープフルーツ	ぶどう	コーヒー
その他デザート
タルト　フィグ	タルトレット　オ　フリュイ(ぶどう)	ヴァレンシア	窯出し黒ゴマシュー
季節のタルト(チェリー)	スフレ　フロマージュ

★フリードリンク
コーヒー(HOT,ICE)	アイスティー	紅茶　ミックスベリー	ミックスベリー　アーモンド
アッサム	ウバ	ニルギリ　ミルク	アップルジュース
キャラメルカスタード	ミルク(HOT,ICE)

※「ニルギリ　ミルク」のように変な表記をしていますが、メニューで「・」で区切られている通り記載しています。
実際に注文していないので、どういうものが出てくるのか良く分かりません。

ショーケースオーダー式で、一回の注文個数に特に制限はありませんが、お皿に乗り切る3つくらいが目安になります、と説明されました。
ホールケーキは除外ですが、包装されているマカロンや、ショーケースの上や、レジの横に並べられたパン類も選択可能でした。
今回、初回13:00〜の回を予約していて、12:50に着いたのですが、私以外の組は全員揃っていて、すでにケーキバイキングがスタートしていました。
収容人数は4組、10人程度が最大なようで、店内の面積が狭いのでショーケース前はやや混雑していたものの、店員さんは2名体制でオーダーを受けてくれたので、開始直後でも比較的スムーズでした。
ブリュレだけは注文してから焼いて貰う形式なので、提供までに3分ほどかかりました。
また、パン類は温めるかどうかを尋ねられ、そのままで良い、と答えればその場でお皿に載せられ、温めてもらうと、提供までに3〜5分程度時間がかかります。
ショーケースの品は補充されるものとされないものがあり、開始15分ほどたった13:05の時点で、「きらきらハートグラス」が品切れし、以降の補充はありませんでした。
13:20くらいには、「フルーツのジュレとココナッツのスープ(ライチ)」も無くなっていました。
私が滞在した13:45までに完全に品切れしていたのは、この2品だけでした。
これらが、以降14:00の回などの分が用意されているかどうかは不明です。
制限時間の10分前には、ドリンクのラストオーダー伺いがありました。
デザートの味は、タルト類は普通な感じのものが多かったですが、「夏のモンブラン」やライムとバジルを使ったマカロンなど、お店の個性が感じられる品もあり、楽しめる内容でした。
また、店売りのケーキバイキングとしては珍しく、パンまで食べ放題なので、口直しに困ることが無いのも大きな特徴になっています。
これらもバイキングにありがちなものではなく、普段販売しているパンですので、質はかなり高かったです。
制限時間は60分しかありませんので、ちょっと短いですが、デザート、口直し、どちらも質が高めなものが楽しめ、種類も豊富ですので、総合で見ればバランスが良く、とてもお得感が高い内容だったと思います。

住所	〒619-1154 京都府木津川市加茂町駅東2-6-6 ピュアパレス102号
電話番号	0774-76-4816
開催日時	第三月曜 (中止あり) 13:00〜14:00 14:00〜15:00 15:00〜16:00
予約	★
値段	1500
制限時間	-
待ち時間	-
その他	ショーケースオーダー

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