パティスリー　フロンティア
Patisserie FRONTIER

　2010/7/25　

下段は左から「山形産恋香桃」、「宮城県産長十郎梨」、「山形産黄金桃」です。
どれも強めな甘味が付いていますが、それぞれの果汁の味もゼリーに染み込んでいて、ゼリーとしてはかなり濃厚な味わいでした。
桃は、黄金桃の方が甘味が強めでした。
8個入りの方には、「岡山産ニューピオーネ」もありましたので、また再チャレンジすることになりそうです…。

上のクラッシュゼリーはわずかな酸味、下のもちもちしたジュレは、ものすごく強い梅の酸味が生きていました。
梅の実がそのまま入っているので、そこから染み出してきた味がさらに全体の梅の味を強めていました。
香りも非常に強いため、酸味による刺激ではなく、この香りで爽やかさを演出しているような感じでした。
ここまで梅の味を前面に押し出したデザートは、珍しい気がします。

下からすもものムース、生クリーム、すももゼリー、果肉という構成になっています。
すももを使った各部分はどれもすっきりした酸味があり、果肉の中に混じった白桃が、わずかに甘味を持たせていました。
生クリームは甘さが無く、とても滑らかなフレッシュなものが使用されていて、さらにさっぱり感を増していました。

こちらのクリームは、すもものパルフェのものと違い、少しべっとりしていて、甘味も少し加えられていました。
スポンジが硬めでクリームとの馴染みがあまり良くなかったため、他のデザートに比べると満足感は低めでした。

ゼリーの中の果物の種類と、名称は違いますが、初回訪問時の「杏仁豆腐とフルーツのジュレ寄せ」と同じでした。

厚みがあって、少し硬めで甘さも強めな土台の上にカスタードクリーム、生クリーム、それぞれの果物、という構成でした。
土台の割合が多いので、かなり重量感がありました。

パウンドケーキというと、密度が高く、硬めで重たいイメージがありますが、こちらのは全てしっとりふわふわの仕上がりで、シフォンケーキに近い仕上がりでした。
表面にじんわりと染み出したバターの風味が、強めに出ています。
ドライフルーツを使ったものは、洋酒の苦味が中程度に利かされていました。
シンプルなバターだけのものが、個人的にいちばん気に入りました。

初回訪問時と器が変わっています。

こちらは、見た目は初回訪問時と一緒ですが、パイ生地の表面に甘いキャラメリゼが施されていて、生地は苦味よりも甘味が強めに感じられるようになっていました。

桃はまだ完全に熟しきっていないようで、コリコリした歯ごたえがあり、甘さは弱く、水分が多めでした。
甘いクリームが弱い桃の甘味を補っています。
大抵、桃を使ったデザートは強い甘味を持っていることが多いので、独特な桃の使い方だと思いました。
食感も面白く、個人的にはけっこう好みな仕上がりのショートケーキでした。

お試しシフォン1/4を注文したのですが、生クリーム添えでセットとして提供してもらえる、とのことでしたので、こちらにしてもらいました。
それぞれの大きさは、お試しシフォン1/4のさらに半分くらいのようです。
軟らかいのですが、弾力が非常に強く、口当たりの良さは先ほどのパウンドケーキの方が上でした。
黒糖は、そんなに強い味ではありませんが、甘味、香りがちゃんと感じられる程度の強さにはなっていました。

パイ生地を硬く折り込んで焼き上げてあるため、コリコリしたとても硬い食感でした。
生地のバター風味がかなり強く、表面にまぶしてある砂糖が、味にお菓子らしさを演出していました。

生地からちゃんと豆乳の味がしていました。

フィナンシェに元々ある強い甘味と、クリームチーズの濃い味が面白い品でした。

キャラメリゼされたアーモンド片は大きめで、コリコリした食感が強めでした。
キャラメルの味のおかげか、生地に付いた塩味が少し目立つようなバランスでした。

「ベネズエラ産クーベルチュール」は強い苦味がありました。
生地は少しぼろぼろした部分もありますが、パサつきがないので纏まりが良く、口の中で適度に溶けていきました。
添えられたクリームのとてもあっさりした味と、チョコの味との相性が良かったです。

品名	前回	今回
ホールケーキ
産直「恋苺」のタルト	15cm	15cm
苺のデコレーション	15cm 18cm	15cm 18cm
季節のフルーツデコレーション	15cm 18cm	15cm 18cm
ロールケーキ(ロング)
フルーツロール	○	○
「純生」蜂蜜ロール	○	○
カップ・グラスデザート
クレーム・ブリュレ	○	○
苺みるくぷりん	○	→すもものパルフェ
カフェモカ・ノワゼット	○	○
”なめらか”杏仁豆腐	○	○
赤葡萄のゼリー	○	○
ティラミス	○	○
ライチのブラン・マンジェ	○	→紀州青梅のジュレ・コンフィ
こだわり濃厚プリン	○	○
プリン・アラモード	×	○
ピーチ・メルバ	×	○
チーズケーキ
プレミアム・チーズケーキ	○	○
ブリー・ド・モーチーズケーキ	○	○
(杏とフロマージュのケーキ)	○	×
チョコ系ケーキ
ショコラ・プラネット	○	→アラジン
ミル・ショコラ	○	×
生チョコショート	○	○
ショコラ・クラシック	○	○
その他ショーケース内ケーキ
苺のミルフィーユ	○	○
お試し1/4シフォン	抹茶 プレーン	黒糖 プレーン
ベルール・カフェ	○	×
ショートケーキ	○	○ (=苺のショートケーキ)
シュークリーム	○	○
モンブラン	○	○
果実の”やわらか”クリーム餅包み	○	○
メロン・バスケット	○	×
抹茶のロールケーキ	○	○
苺のミルクレープ	○	→フロッケンザーネ・トルテ
産直「恋苺」のタルト	○	→苺のタルトレット
パンプル・フレーズ	○	×
クッキー・サブレ
緑茶のサブレ	○	○
ココアアーモンド・サブレ	○	→キャラメル・アーモンドクッキー
珈琲と胡桃のクッキー	○	○
紅茶クッキー	○	○
チョコチップクッキー	○	○
バター・サブレ	○	○
創作「梅干」クッキー 梅ほの香	○	×
和サブレ「酒粕」	○	○
フロランタン・サブレ	○	○
こぐまのさぶれ	○	×
米粉と豆乳のサブレ	×	○
焼ドーナツ
プレーン	○	○
ショコラ	○	○
マドレーヌ
蜂蜜マドレーヌショコラ	○	○
蜂蜜マドレーヌ	○	○
フィナンシェ
フィナンシェ・極	○	○
フィナンシェ・匠	○	○
フィナンシェ・桐	○	○
パウンドケーキ
パウンド・フルーツ	○	○
パウンド・抹茶	○	○
パウンド・バター	○	○
パウンド・ 紅茶	○	○
その他ショーケース外
こだわり産直ゼリー	6〜12個入	6〜12個入
ココナッツ・マカロン	○	○
シュガーラスクCUBE	○	○
焼生チョコ	○	○
プティ・クロワッサン	○	○
プティ・クロワッサン「塩」	○	○
プティ・パイ「KONOHA」	○	○
キャンディ・ストライプ	○	○
わらびしるこ餅	11個入	8〜11個入

今回もいつも通り5分くらい前にお店が開き、そこから60分ほど滞在しましたが、途中ケーキバイキングの利用者は現れませんでした。
途中で品切れしたものは無く、ショーケースには開始の時点ではまだ用意できていなかった品が、順次追加されていっていました。
「フロッケンザーネ・トルテ」や「アラジン」など、初回訪問時にあった品が出ていたので、利用してい感じも初回と似ていました。
これで一通りのデザートは食べられたので、来年こそロールケーキやホールケーキにチャレンジしてみようと思います。

住所	〒599-0212 大阪府阪南市自然田491-1
電話番号	072-471-2233
開催日時	不定期 10:00〜18:30
予約	×
値段	1600
制限時間	90分
待ち時間	混雑時90分程度
その他	ショーケースオーダー 今回の開催は2010/6/3〜22、7/15〜8/10(水曜は定休日) メールマガジン登録で、毎月無料抽選招待あり

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