パティスリー フロンティア
Patisserie FRONTIER

 2010/6/6 



  • プレミアム・チーズケーキ (左上)

  • フランス産のチーズを使用した、スフレタイプのチーズケーキだそうです。
    スフレ、というよりは、クリーム状、と言った方が良いくらいのとろとろの仕上がりで、滑らかな舌触りが楽しめました。
    軽い口当たりに反して、チーズの味はとても濃厚で、濃い味のチーズケーキ好きの方が、特に気に入りそうな味でした。

  • 果実の”やわらか”クリーム餅包み (右上)

  • 中身は、ロールケーキ風の、ちょっと歯ごたえのあるスポンジと果物、クリームでした。
    果物は大きく、内側の硬めな食感と、表面の餅の軟らかい食感の対比が上手く出されていました。
    クリームはあっさり味で、スポンジ、果物などの味を消さず、生かしていました。

  • ミル・ショコラ (左下)

  • こうしたデザートに使われる板チョコとしては、若干厚みがあり、パリっとした食感が全体の中で強く感じました。
    ここに、パイ生地のわずかなサクサク感が加わり、軽快な食感を演出しています。
    チョコとプラリネは甘さや苦味は抑えられ、味の強さが前面に押し出されていました。
    木苺のジャムは、チョコの味に勝つほどの強さはありませんが、あっさり感を多少付け加えるアクセントとして、ちゃんと生かされていました。

  • カフェモカ・ノワゼット (下段中央)

  • 下部のクリームはチョコが加えられたモカのクリームで、酸味のあるコーヒーベースにチョコの苦味が加わり、深い味を作り出していました。
    コーヒーゼリーも、酸味、苦味がしっかりしたものでした。
    説明文にもありますが、白いクリームの部分からも、わずかにコーヒーの香りが漂い、非常に手の込んだコーヒーデザート、という印象でした。

  • 苺みるくぷりん (右下)

  • 生クリームが混ぜられた苺プリンの部分は、とろとろで口当たりが良く、苺の味はかなりあっさりしていました。
    濃厚な苺の味を楽しむ、という感じではないのですが、甘さがとても弱めで、苺の香りがほんのりと伝わってくる、初夏に相応しい爽やかなデザートでした。
    良く冷やされていたので、この商品の特性が、更に生かされていたと思いました。



  • こだわり濃厚プリン (上)

  • 濃厚牛乳「いちず」を使用したとろけるプリンです。
    食感は「苺みるくぷりん」と同じで、あっさりした牛乳の味がベースになっている点も同じです。
    こちらは、表面部分のバニラの香りが非常に強く、卵黄の味は、あっさりしたミルクの味の後に、じわじわと強まってくるような感じでした。
    カラメルソースは、サラサラで味が弱めなものが少量入っていて、プリン自体の味を楽しめる、良いアクセントとして機能していました。

  • 梅ほの香 (中段左)

  • 和サブレ「酒粕」 (中段右)

  • どちらもバリっと硬い食感でした。
    梅ほの香は、塩辛さ、酸っぱさがやや強めで、酒粕の方は、お酒特有の甘味、香りがかなり強く出ていました。

  • ライチのブラン・マンジェ (左下)

  • ライチリキュールのDITA(ディタ)を ライチのブランマンジェに染み込ませてあるそうです。
    ライチを使ったデザートは、味が非常に強いものが多いですが、これはミルクの味が強めで、ライチの風味は刺激を感じない程度に抑えられていました。
    ライチが主役のデザートではなく、シンプルなブランマンジェのバリエーション、と考えると良さそうなデザートでした。

  • ベルール・カフェ (右下)

  • まとまりの良いスポンジのような食感の生地に、やや弱めな苦味のコーヒーの味が染み込んでいました。
    全体から感じられるコーヒーの味は強めでしたが、パッションフルーツのクリームの強めな酸味が、全体の味を引き締め、後味を軽くしていました。



  • 抹茶のロールケーキ (左上)

  • 抹茶のビスキュイ生地には蜂蜜が加えてあるためか、意外と抹茶の風味は弱めでした。
    クリームのとてもあっさりした味、大納言小豆の甘さの方が目立っていた気がします。

  • 生チョコ・ショート (上段中央)

  • クレームショコラよりも、チョコスポンジの苦味、味の方が強めなため、普通のこうしたケーキと違い、口に入れた瞬間ではなく、噛みしめた瞬間にチョコの味が強く伝わってくる、個性的な仕上がりのケーキでした。

  • 苺のミルクレープ (右上)

  • しっとりした生地は、クリームと一体化し、全体にまとまりのある食感を生み出していました。
    苺のクリームは、「苺みるくぷりん」よりも、若干味、酸味が強かった気がします。
    ミルクレープは重たい印象の品が多いですが、こちらは食感も味も軽く、食べやすい仕上がりでした。

  • 焼ドーナツ(プレーン) (左下)

  • 焼ドーナツ(チョコ) (右下)

  • どちらもふわふわの食感でした。
    プレーンの方は、ジャリっとした砂糖の食感がわずかに感じられます。
    チョコの方はビターチョコが使用されていて、シュガーパウダーは使われていませんでした。
    そのため、甘味はプレーンなものの方が強かったです。



  • ショコラ・プラネット (上)

  • 淡い苦みのチョコムースと、強めな風味を持つ紅茶のクレームブリュレを、非常に味が強いキャラメルグラサージュが覆っていました。
    キャラメルの苦味を、それ以外の味が支えているような構成でした。

  • フィナンシェ・匠 (中段左)

  • ドーナツと同じように、ふんわりした仕上がりでした。
    バターの風味よりも、蜂蜜の甘さが目立っていました。

  • フロランタン・サブレ (中段右)

  • サクっとした食感で、フロランタンにしては軟らかめでした。
    アーモンドスライスの焦がし風味が、とても強く感じられました。

  • ガトー・ヴァリエ (左下)

  • これ、このケーキの名称ではなく、まだ名称が決まっていない新作ケーキに便宜的に付けられている名称なようです。
    酸味の強いアプリコットのジャムと、甘さ控えめなホワイトチョコクリーム、とても弱い酸味があるフロマージュを組み合わせたケーキでした。
    ホワイトチョコを使ってはいますが、アプリコットの味が全体を引っ張っているので、甘ったるさは全然感じませんでした。

  • 産直「恋苺」のタルト (右下)

  • 底のパイ生地は非常に薄く、フィナンシェのように甘さが強く、軟らかい土台のおかげで、全体の食感がタルトとしては軟らかめでした。
    カスタードクリームはとても甘く濃厚なものが使われ、苺の強めな酸味とのメリハリが強く感じられました。



  • メロン・バスケット (上)

  • 底の部分にカスタードクリームが詰まっていて、その上にスポンジ、生クリーム、という構成になっていました。
    そうした材料はあくまで脇役で、メロンそのものを楽しむデザート、という印象でした。

  • バター・サブレ (下)

  • 名前通り、バター風味豊かなサブレでした。

  • パンプル・フレーズ (右)

  • ピンクグレープフルーツがベースのムースの中には、2種のグレープフルーツの果肉も入っていました。
    ムースの苦味はとても弱く、上部の苺ソースの濃厚で強い酸味が、かなり目立っていました。

    ★フリードリンクなし
    (ワンドリンク付き)

    前回との比較

    品名 前回 今回
    ホールケーキ
    産直「恋苺」のタルト 15cm 15cm
    苺のデコレーション 15cm
    18cm
    15cm
    18cm
    フルーツデコレーション生クリーム
    (=季節のフルーツデコレーション)
    15cm
    18cm
    15cm
    18cm
    ロールケーキ(ロング)
    フルーツロール
    純生蜂蜜ロール
    カップ・グラスデザート
    クレーム・ブリュレ
    抹茶のムース ×
    スイカのブランマンジェ →苺みるくぷりん
    ピーチ・メルバ →カフェモカ・ノワゼット
    杏仁豆腐とフルーツのジュレ寄せ
    (≒”なめらか”杏仁豆腐)
    赤葡萄のゼリー
    ティラミス
    パンプルムース →ライチのブラン・マンジェ
    紅茶のプリン 生クリーム添え ×
    プリン・アラモード ×
    こだわり「濃厚」プリン
    チーズケーキ
    プレミアム・チーズケーキ
    ブリー・ド・モーチーズケーキ
    ガトー・ヴァリエ
    (杏とフロマージュのケーキ)
    ×
    チョコ系ケーキ
    アラジン ショコラ・プラネット
    ”自家栽培”ミントとショコラのケーキ →ミル・ショコラ
    生チョコショート
    ショコラ・クラシック
    その他ショーケース内ケーキ
    ミルフィーユ
    (≒苺のミルフィーユ)
    お試し1/4シフォン プレーン 抹茶
    プレーン
    カフェ・キャラメル →ベルール・カフェ
    ショートケーキ
    シュークリーム
    モンブラン
    キャラメル・サレ ×
    フロッケンザーネ・トルテ ×
    ココ・パッション ×
    果実の”やわらか”クリーム餅包み ×
    メロン・バスケット ×
    抹茶のロールケーキ ×
    苺のミルクレープ ×
    産直「恋苺」のタルト ×
    パンプル・フレーズ ×
    クッキー・サブレ
    キャラメルアーモンドクッキー ×
    抹茶クッキー →緑茶のサブレ
    ココアアーモンドクッキー
    珈琲クッキー →珈琲と胡桃のクッキー
    紅茶クッキー
    チョコチップクッキー
    バタークッキー
    創作「梅干」クッキー 梅ほの香
    和サブレ「酒粕」
    焼ドーナツ
    プレーン ×
    ショコラ ×
    マドレーヌ
    蜂蜜マドレーヌショコラ
    蜂蜜マドレーヌ
    フロランタン・サブレ
    こぐまのさぶれ ×
    フィナンシェ
    フィナンシェ →フィナンシェ・極
    フィナンシェ・匠
    フィナンシェ・桐
    パウンドケーキ
    パウンドケーキ →パウンド・フルーツ
    パウンド・抹茶
    パウンド・バター
    パウンドケーキ 黒胡麻 ×
    パウンド・ 紅茶
    その他ショーケース外
    こだわり産直ゼリー 6〜12個入 6〜12個入
    ココナッツ・マカロン
    ラスク・アッシュ →シュガーラスクCUBE
    焼生チョコ
    プティ・クロワッサン
    プティ・クロワッサン「塩」
    プティ・パイ「KONOHA」 ×
    キャンディ・ストライプ ×
    わらびしるこ餅 × 11個入


    総評:

    システムは前回と全く同じですが、今回は開店前に私以外にも1組待機していて、10:30くらいに満席になりました。
    その後訪問してきた方は、名前を控えてもらい、空き次第携帯電話に連絡してもらう、という形式を取っていました。
    今回は1時間ほどの滞在中にショーケースの入れ替わりが多かったです。
    途中登場したものを順に挙げていくと、「苺のタルト」「赤葡萄のゼリー」「メロン・バスケット」で、逆に最初から個数の少なかった「カフェモカ・ノワゼット」は、早い段階で品切れしていたようです。
    デザートの素晴らしさは言うまでもなく、店員さんがフレンドリーにお客さんと話している様子や、提供時の明るい声掛けなどから、居心地の良い雰囲気も楽しめるお店です。
    今回も、無理をしてでもまた来てみたいお店だと思いました。

    住所 〒599-0212
    大阪府阪南市自然田491-1
    電話番号 072-471-2233
    開催日時 不定期
    10:00〜18:30
    予約 ×
    値段 1600
    制限時間 90分
    待ち時間 混雑時90分程度
    その他 ショーケースオーダー
    今回の開催は2010/6/3〜22、7/15〜8/10(水曜は定休日)
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