銀座マキシム・ド・パリ


名札はありましたが、販売品と対応しそうな品はそちらの名称で記載します。
直営カフェ、カフェ・ド・ラシームのケーキバイキングで登場したものも多数ありますので、その時のレポートも合わせてご覧ください。
あちらで登場していたものの感想は省略します。


  • デリス・オ・ショコラ (上)

  • 下のショコラ・ロランジュはグランマルニエとチョコ、両方の苦味がとても強いものですが、こちらはチョコの苦味が際立っていました。
    全体から受ける味の重たさの印象は、同じくらいでした。

  • ショコラ・ロンジュ(ショコラ オランジュ) (上から二段目)


  • フロマージュ (下から二段目、左)

  • ラシームで登場したものに比べ、チーズの味がかなりあっさりしている気がしました。
    また、こちらにはブルーベリーが入っていました。

  • ショコラ ブラン (下から二段目、右)

  • 非常に甘いホワイトチョコのムース、フランボワジャム、スポンジで構成されています。
    ジャムも甘く濃厚なため、とにかく重たい、と感じるケーキでした。

  • カシス・ショコラ (左下)


  • ユズ マッチャ (右下)

  • 抹茶のクリーム、ゆずのジャムを組み合わせたケーキです。
    どろっとしたゆずのジャムの香りと味がとても濃厚で、抹茶の味は大部分が消されていました。



    上の写真、ぶつかって全部倒れてしまったので、品切れしなかったものは取りなおしました…。

  • ショコラ・ロンジュ(ショコラ オランジュ) (左上)


  • カシス・ショコラ (右上)


  • ショコラ ブラン (中段左)

  • フレーズ オ レ (中段右)

  • 「ポンピエール」に似ていますが、こちらは苺のムースとミルクジャムの組合せで、味は普通、という印象でした。



  • ジュレ パンプルムース (左上)

  • ジュレは水飴を少しゆるくしたようなどろどろの食感で、喉越しはあまり良くありませんでした。
    味もシロップを煮詰めたような、喉に焼け強くな甘さで、さらにそこに強烈な洋酒の味が加わっていました。
    そのため、果物の味はほとんど目立たず、単に「甘ったるい」としか思えないような仕上がりだと感じました。
    これ以外のジュレ2種も、味の印象は同じでした。

  • ムース ココ アナナ (右上)

  • ココナッツのムースに、パインが載っています。
    ムースの味はややミルクっぽく、ココナッツの風味はそこまで目立っていませんでした。

  • ムース パッション (左下)

  • 中央の半球のムースがパッションで、ヒリヒリするくらいの強い酸味がありました。
    ただ、その周りのジュレが先ほどのグラスのジュレに使われていたのと同じ、ものすごい甘さのものなので、爽やかな酸味が打ち消されてしまっていました。

  • クリーム ブリュレ (右下)

  • どろどろの、とても粘性の強いクリームで、卵黄の味、甘さ、どちらもとても強めでした。
    キャラメリゼはかなり薄めにされていて、ほんのわずかだけジャリジャリした食感が感じられるようになっていました。



  • マカロン(2種) (最上段)

  • レモンとフレーズの2種でした。
    軽い食感の生地で、甘さは強めでした。
    レモンの方はクリームの酸味がとても強く、先ほどの「ムース パッション」と違い、酸味がちゃんと目立つようになっていました。

  • ソルベ ア ラ ネージュ (中段左)

  • 無花果の上に、甘いムースのようなものがかかっていました。

  •  (中央)


  • フレーズ ロマノフ (中段右)

  • フルール・フレーズ」と似ていますが、こちらの方が若干スポンジ量が多く、ショートケーキに近い感じでした。
    非常に甘いクリームの味は同じなので、とても濃厚なショートケーキ、という印象も同じでした。

  • ルー・ロワイヤル (左下)


  • クラフティー スリーズ (右下)

  • 卵の味が非常に強い、さくらんぼの入ったクラフティーでした。
    シンプルな味ですが、今回初登場の品の中で、いちばん気に入りました。



  • プチタルト(パイン) (左上)

  • プチタルト(オレンジ) (右上)

  • プチタルト(苺) (中段左)

  • プチタルト(ブルーベリー) (中央)

  • プチタルト(フランボワ) (左下)

  • プチタルト(キウイ) (下段中央)

  • 薄く、とても軟らかいタルトでした。
    クリーム、チョコパウダーなどのバリエーションはありますが、特別変わった味のものもはありませんでした。

  • プロフィトロール (中段右)

  • 中身は、ブリュレに使われているクリームと同じようでした。

  • トリフ オ グランマニエ (右下)

  • ショコラ・ロンジュほど強くはありませんが、グランマニエの風味が生きた、苦めなチョコでした。
    とても口溶けが良いので、重たさは感じませんでした。



  • ミルフィーユ オ フレーズ<実演>

  • 作成過程の動画はこちらです。
    実演品のためか、ラシームで登場したものと違い、クリームの層が1層だけでした。
    パイ生地はあちらと違い、かなり軟らかめで、口に入れた時のトゲトゲした感じが無く、苦味も弱めなため、個人的にはこちらの方が好みでした。



  • ジュレ ローズ (左上)


  • ジュレ マンゴー (上段中央)


  • ムース ココ マンゴー (右上)


  • ムース フランボア (左下)

  • 「ムース パッション」と同じ構成ですが、こちらはフランボアムースの酸味がパッションのものより弱いため、さらにジュレの甘味が強く目立っていました。

  • ムース ココ ムロン (右下)




  • クレープシュゼット<実演>

  • オレンジ、バターなどの材料を予め混ぜ込んだジュースを流し込み、その中にクレープを入れる、という実演方式でした。
    オレンジの皮にグランマニエを染み込ませ、火を伝わせるパフォーマンスも行われていました。
    かなり強いオレンジの香りが楽しめました。



  • ミニプレート<非食べ放題> (左)

  • 開始直後に提供されたプレートです。
    内容は「ロレーヌ風キッシュ」と、パテ・ド・カンパーニュとチーズを載せたカナッペ、ミニサラダです。

  • フランボワーズシャーベット+フルーツサラダ (右)

  • 「木苺のシャーベットとフルーツサラダを組み合わせたデザート」という説明で、具体的な名称は不明でした。
    こちらも、アルコールが強めに利かされていました。
    シャーベットだけをらっている人も多かったようです。

    ★フリードリンク
    HOT 紅茶 コーヒー


    総評:

    会場前に整列し、時間になると中に案内され、会計を済ませ、テーブルまで案内される、という方式でした。
    私は14:45くらいに着きましたが、すでに前に10組強待っていました。
    列は14:55くらいから動き出し、席に着けたのは15:05くらいでした。
    その後、2分くらいして最後の写真左側のプレートが提供されましたが、その際に声掛けなどがなかったので、先に提供された方も、ずっと待ったままでした。
    お客さんの方から尋ねると、もう取っても良い、という説明が全員に加えられて、そこからスタートとなりました。
    会場は個室と大きな部屋の二か所に分かれていて、個室の方の収容人数は、大きな方の1/3くらいのようでした。
    デザートは、最初は個室側の通路にも並べられていましたが、途中の補充が全く無く、個室側のお客さんも結局大きな部屋の方へデザートを取りに移動することになっていました。
    私は個室側だったので、部屋側の最初の頃の補充状況は不明でしたが、「フレーズ ロマノフ」、「デリス・オ・ショコラ」、「ア・ラ・ネージュ(?)」の3品は、15:15の時点ですでに両方に置いて無く、「フローマージュ」も15:30くらいには姿を消していて、以降の補充はありませんでした。
    それ以外のデザートは、グラスデザートが一時的に滞りがちになることはありましたが、私が退店する16:30くらいまで、補充が続けられ、上記3品以外の品切れは出ていませんでした。
    バナナのムースが美味しかった、と話しているお客さんが居たのですが…名札にはそれらしき記載は見当たりませんでした。
    私が知らない間に、大部屋の方に出ていたのかもしれませんが、実際にあったのか、別のデザートと勘違いされたのかは不明です。
    実演品2種は、全て一から作り上げるので、一度無くなってしまうと、次に手に入るまでに少々時間がかかりましたが、これも私の滞在中は、絶えず作られていたようでした。
    ミルフィーユが直前で品切れしてしまったお客さんには、「後で席までお持ちします」というフォローもされているようでした。
    こうした気配りや、お皿の片づけ、水の継ぎ足しなどのサービスの的確さは、流石老舗の名店だな、と思えたのですが、やはり「初のブッフェ」ということで、不備も多く見られました。
    まずは、小さなスプーンがどこにも見当たらない、お皿が足りない、という、初開催のお店にありがちなパターンが見受けられました。
    コーヒー・紅茶は、店員さんが一人レジ横のコーナーに付き、そこまで自分のテーブルからカップを持って行って注いで貰う、という形式をとっていたので、デザート以上の長蛇の列ができていました。
    あまりの行列にお客さんが痺れを切らし、どうせ店員さんが注ぐなら、何故各テーブルを回って伺いをたてないのか、こんなに並ばせる必要があるのか、と声を荒げている場面も目にしました。
    私はドリンクを並んでまで受け取る気はないので、結局最後まで水しか飲みませんでしたが、確かに、行列を作って飲み物を注いでもらう、というのは、男性には全員ジャケット着用を義務付け、格式高い雰囲気を作り上げようとしているのに反したサービスの提供方式だったと思いました。
    お皿やスプーンは、頼めばもちろん持ってきてもらえるのですが、しばらくするとまた足りなくなっている、という状態が繰り返されていました。
    料理の補充で頭がいっぱいになっている、という印象を受けました。
    また、元々ブッフェを行っていないお店ですので、デザートの取り分けは大振りのフォーク、ナイフだけで行うようになっていました。
    デザートの数に合わせた本数が用意されていないので、色々なデザートを同じフォーク、スプーンで取ることになるうえに、薄いケーキはこうした道具では非常に取りづらいため、(私もやってしまいましたが)倒してしまう方が多く、横のケーキにクリームがたくさん付着してしまっている、という状態になっていることが多かったです。
    ケーキーサーバー、トングなどは、イベント開催にあたって用意しておくべきだと感じました。
    デザートは、種類数だけ数えればわりと多めですが、プチタルトはほとんど同じ味ですし、ジュレ系はやたら甘い、洋酒の味が利きすぎている、というものばかりで、中身の素材の味がほとんど分からず、実数に比べて随分寂しく感じました。
    ミルフィーユなど、とても美味しい、と感じる品もありますので、全体でみれば、ブッフェとしては平均よりは上、くらいの印象ではありますが、決して「大満足」というレベルには至っていないと感じました。
    以上のようなこと全てから判断すると、実演を目で見て楽しめる、というイベントらしい要素は良かったですが、上述したようなマイナス面での印象の方が強く、イベント価格ということを考慮し、割引後の価格で考えても、割高な内容だと思いました。
    16:20頃から、大部屋の方でマイクを使ってお客さん数名に今回の感想を求め、アンケートも配っていましたので、今回の不満点は解消される可能性も期待できます。
    今後の開催時は様子も変わってくるでしょうから、問題点が改善されていそうならまた利用はするかもしれません。

    住所 〒104-0061
    東京都中央区銀座5-3-1
    ソニービルB3F
    電話番号 0120-55-6291
    03-3572-3621
    開催日時 不定期
    15:00〜17:00
    予約
    値段 通常:4200
    一休の店舗ページからの予約3800
    制限時間 -
    待ち時間 -
    その他 前金制
    今回の開催は2010/6/22

     


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